SAKEROCKをはじめ、カクバリズムのアーティストのジャケット、フライヤー、グッズなど、数多くのデザインを手がける大原大次郎さんの活動20周年を記念した初めての単著、『HAND BOOK 大原大次郎 Works & Process』が12月8日(金)に刊行されます!
SAKEROCK、YOUR SONG IS GOOD、cero、キセル、在日ファンク、Heitanaka、(((さらうんど)))、片想い、VIDEOTAPEMUSIC、スカート、Masatomo Yoshizawa…、
その他アーティストとの作品、ブックデザイン、広告など20年間の活動で制作されたデザインの数々を、その制作過程も含め余すところなく収録した464ページに及ぶ作品集です!
SAKEROCK『songs of instrumental』2006 (KAKUBARHYTHM)
SAKEROCK『ぐうぜんのきろく2』2007 (KAKUBARHYTHM)
SAKEROCK『ぐうぜんのきろくファイナル』スケッチ 2012(KAKUBARHYTHM)
SAKEROCK『LAST LIVE “ARIGATO!”』(KAKUBARHYTHM)2016
SAKEROCK各種スケッチ 2015 Ph:平野太呂
(((さらうんど)))『New Age』2012(KAKUBARHYTHM)
さらに書籍の発売に併せて、ギンザ・グラフィック・ギャラリーでの展覧会、「Daijiro Ohara HAND BOOK」が12月11日(月)より開催!こちらでも書籍収録作品など数多くの作品が展示されます。
書籍、展覧会の情報はそれぞれ以下の通りです。
書籍情報
『HAND BOOK 大原大次郎 Works & Process』
–出版社 : グラフィック社
発売日 : 2023年12月8日(金)
単行本(ソフトカバー) : 464ページ
寸法 : 21 x 13.5 x 3.2 cm
定価:本体 3,800円(税別)–
手描き文字やアナログ的手法で、現代のデザインシーンに大きな影響を与えてきた大原大次郎。その歌とリズムに満ちたグラフィックの冒険。SAKEROCK、星野源、ピエール瀧、ASA-CHANG、U-zhaan、蓮沼執太、カクバリズム等、多くのミュージシャンやレーベルとのコラボレーションから、ブックデザイン、ロゴ、広告、映像、ワークショップにいたる大原大次郎の運動を、原画やスケッチとともに完全収録。
–「手で考える」という比喩がある。大原くんの場合、比喩ではない。 ――寄藤文平
最初に会った頃は何者でもなかったのに、いつの間にかこんなに“知ってる”作品の数々を手がけてたんだな。スゲぇな、大原😃 ――ピエール瀧
展覧会情報
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第399回企画展
Daijiro Ohara HAND BOOK–
会期:2023年12月11日(月)~2024年1月31日(水)
開館時間:11:00am〜7:00pm
※休館:日曜・祝日、2023年12月28日(木) 〜2024年1月8日(月・祝)会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル 1F/ B1F
tel. 03.3571.5206
入場無料https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000826
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「大原大次郎」という名前を見て、聞いて、どんな景色を思い浮かべるでしょう。大原さんはその職能を一言で表せば「グラフィックデザイナー」となるのですが、グラフィックデザインが内包する、あるいはそこから想起させる概念やイメージでは捉えきれない存在感を放っています。
圧倒的な量を誇る音楽関係の仕事を中心に、書籍や映像制作など、文字・タイポグラフィを基軸に活動を続ける大原大次郎氏。独自の描き文字やイラストレーションの印象が強いですが、すべての実践に通底するのが「手」=HANDを使うということです。「手遊び」や「手探り」でつくり出されたものたちは、依頼主の声だけでなく、大原さんの感情や気分をも表出しているかのようです。
gggでは初となる大原大次郎さんの個展は、同時期に出版される作品集(グラフィック社刊)とともに「HAND BOOK」と銘打ち、彼の活動の様がまさに表されたタイトルとなっています。展覧会では音楽関係の仕事はもちろん、文字や作字をキーワードに、これまでの仕事や自主活動の、完成までのプロセスを出し惜しみすることなくご紹介します。大原さんが「手」を動かす中で見えてくる風景が立ち上ってくるに違いありません。–
お問い合わせ:ギンザ・グラフィック・ギャラリー 尾澤 * 森 TEL.03-3571-5206
PROFILE
大原大次郎
1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。
タイポグラフィを基軸とし、グラフィックデザイン、イラストレーション、映像制作などに従事するほか、展覧会やワークショップを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを展開する。
近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビー ルのタイポグラフィシリーズ〈もじゅうりょく〉、ホンマタカシによる山岳写真と登山図を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家、蓮沼執太、鴨田潤と共に構成する音声記述パフォーマンス〈TypogRAPy〉などがある。受賞に、JAGDA新人賞、東京TDC賞
https://oharadaijiro.com/
https://www.instagram.com/daijiro_ohara/