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〜前編〜 この、ceroのオフィシャル・インタヴューは、これまでと同様、阿佐ヶ谷のカフェ/バー<Roji>で行われた。夕方、待ち合わせの時間にドアを開けると、髙城晶平がいつものように開店の準備をしていて、少し経った頃、荒内佑がいつものようにポーカーフェイスで登場し、だいぶ経った頃、橋本翼がいつものように「いやぁ、家を出ようしたら鍵が見つからなくて」とか何とか言い訳をしながらやって来た。一方で、時の流れを感じることもある。2010年末にファースト・アルバム『WORLD RECORD』についての取材を行った際は、現在はジャケットのイラストレーションを手掛けている柳智之がメンバーとして同席していたし、2012年秋にセカンド・アルバム『My Lost City』についての取材を行った際は、当然、話題は東日本大震災とその後の日本の社会に向かっていった。そして、今回。ひと通り近況を報告し合い、そろそろ、インタヴューを始めようという段階になって、我々はこれまでと違って、コーヒーではなくビールをオーダーした。ceroの初めてのシングルで、彼等が挑戦的に送り出す踊ってはいけない国のダンス・ミュージック『Yellow Magus』についての話を聞くなら、少し酔っているぐらいがちょうどいいだろう。新たな船出に、乾杯を。
――『Yellow Magus』は昨年の10月に出た『My Lost City』以来の作品になるわけだけど、リスナーとしては、あのアルバムのテーマがヘヴィだったこともあってまだまだ消化しきれていないというか、1年以上、リリースがなかったとは思えないんだよね。 |
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